夏 ~酒に呑まれ薄れゆく意識の中で考えた事~

ある日曜日の昼下がりその日はひどく暑かった。

おかげでビールが美味しく、久々に河川敷で浴びる太陽は不快でもなかったというよりはむしろ心地良く、さらにビールが進む。

さぁ遊ぼう!大事なのはメリハリです!遊ぶ時は100%!!

仕事を120%すればお釣りがくるぜ!!

分かりきった事をするだけさ。なのになんだこの違和感は…

隠せない心の中の焦りと不安。

誤魔化す為にアルコール摂取スピード、摂取量の両方に加速がかかり、限界を見失う。

少しばかり頭がクラクラした…ク・ラ・ク・ラ…

 

何故かテンションが高い。何故かって?本気か?呑んでるからに決まってるじゃないか!

わかってるんだそんなことは!苛つく前に笑っちまおう!その方が楽しいさ!

アルコールで溶けた脳を太陽が照らす。

太陽に照らされた精神といふ心がアルコールでふわふわと舞い上がる。

僕は僕の顔色を伺いながら、僕の目をかいくぐり、僕の背中を見失う。

夏?暑い?酒?肉?酔った?楽しい?寂しい?原因?理由?結果?????

散りばめられた粉々の、砕けた正気が騒ぎ出す

1つ1つが心を奪われ数秒毎に世紀の大恋愛!?を繰り返し、加速を増す幼児退行。

傾いたのは太陽。僕の体と気持ちも傾いたの?!

気づかないまますっかり太陽は隠れて月が顔をだす。

線香花火の種火の残像に“今”の楽しさを写しだし、

実体のない不安に気づかないふりで取り繕った笑いで顔を埋める。

やがて笑い声は意識の外へ遠のき、真っ暗に覆われた意識が消える…
はっはっはっはっはっはっはっはっは~ハハハハ・・・ハハハ・・・・・・

 

気がつくと1人店のソファで寝ていた。

時計を見ると7:40!

ギリギリじゃないか!軽く酒が残ってる感覚だが、どうにでもなるだろう。

さぁオープン準備をしよう!

と扉を開けて愕然!!

朝かよ…

 

うる覚えの記憶は悪い夢のように。

このMAXな“自己嫌悪”と、消えない“ぼんやりとした不安”

それだけが今の僕のリアル・・・

 

色々ごちゃごちゃと書かせて頂きましたが、とどのつまりは
ご迷惑おかけした皆様、本当にすみませんでした!という事です。

 

2012 8 6 5:32

須藤 利浩

 

 

 

 

 

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