今、僕の手にはあるものがある、あるものが・・・
先週はというか先週もおかげ様でBAR CLAYMOONは狂気に満ちてました。
5:00まわってからの7名団体様、十三へのお誘い、昼まで営業、デートに大遅刻…
色々ありましたが概ねご機嫌でございます。
夏が行き、秋が来る。
真っ青だった空は爽やかな青になり
雲は立ち込めることなく契れて流れゆく。
身体を取り巻くねっとりとした熱気は涼やかな風と化し、纏うには繊細すぎて…
感じるのは“秋”と断言してもいい季節。
僅かながらも大いに感じてしまう切なさはいつもの事と笑い飛ばそう。
何かを掴んだと感じてる錯覚は実は掴まれている心の重荷…
捨て去りたいのか?背負って行きたいのか?
錯覚は目の前を、頭の中を、心の中を、屈折しながら、交錯しながら、衝突しながら…
発せられた光をどうしても手に入れたいと願いながらも、どうしても瞑ってしまう我が目に途方に暮れる。
“光”は願い、希望、願望…
それは存外身近にあるもので、人混みの中に見えては隠れる。
表通りに溢れる人の群れは別次元の出来事のように。
誰にも気づかれることなく密かに崩れていくこの心は
フェルメールでも見て繋ぎ止めようか。
ひたすら続く矛盾という錯覚に抗う事もできず流されていく感情には同情の由もなく
大好きな“秋”が心を削り取りながら不気味に笑う
笑うしかない感情は無抵抗に1秒毎に削り取られていく
心にいつしか“笑”は消える…
心を保とう!強い心を!負けない心を!
“決心”これほど美しい感情があるだろうか?
強い心、負けない心、あらゆる物を受け入れて決死った心!
・・・
今、僕にあるのは壊れた決心と情けない自分の弱さを象徴した現実。
また今度!出来る事が分かったから大丈夫!等と言う
最大限の格好悪さを伴った言い訳が渦巻くが、この感情は時間の流れと共に風化する。
それは分かっているのに…
今、僕の手にはあるものがある、あるものが・・・
煙を吐き出しいるそれをそっとくわえながら
自己嫌悪は加速する・・・
吐き出した 煙に心 魅せられて
戻れぬ道を 懐かしむ午後
お粗末・・・
2012 10 5 20:29
須藤 利浩