昨日の、今日の、そして明日の自分

日々の生活において我々と密接な関わりを持ち

決して切り離すことができないものというよりは

我々はその概念の中で生息していると言っても過言ではないもの

そう“時間”です。

大きく分けると~過去・現在・未来~の3つに区別できる訳ですが

“現在”というものは“瞬間”であり常に進んでる故、過去でもあり未来でもあるので少々面倒くさい。

話がややこしいので、昨日・今日・明日の3つに区別して話を進めていきます。

 

今僕は“今日の自分”である訳ですが

昨日の自分を経て、明日の自分となる訳で当然全て“自分”です。

ただ自称ハードボイルド兼、冷酷刹那主義兼、宵越しの金は持たねーぜ江戸っ子兼、今を…

話が進まん(自称は永遠の天才少年だろーがよ!)

そんな訳でやはり?自分は今日の俺だぁ~!!

という事で現在僕は“今日の俺最強説”を唱えていきたいと思う所存でございます。

 

大体にして今日の俺が昨日の俺に負けてたまるかよ!

昨日の俺が何をしてたかなんぞは全てお見通しだぜ。

全てにおいて昨日の俺を超えてしまえば今日の俺の圧勝じゃないか!

ハッハッハ♪楽勝だな。

オトトイ来やがれ昨日の俺!

いや!オトトイの俺もまとめてかかって来やがれ昨日の俺!

無敵!!!

 

次は明日の俺を血祭りにあげてやるぜ。

はっ!

明日の俺…

とはすなわち“俺”であり、しかも今日の俺のした事を全てお見通しな筈!

むむむ

強敵だ!

そもそも明日の俺は明日の“今日の俺”

今日の俺は明日の“昨日の俺”

勝てる訳な…

嫌だ!負けるのは嫌だ!!

今日の俺は勝つ為なら手段は選ばないぜ。

昔お世話になった福島の某BAR“S”のボスにも言われたじゃないか
(ボスって言った時点で解る人にはモロバレやな)

「須藤はまず“まあいっか”っていうのをなくせ」と!

考えるんだ今日の俺

何か方法はある筈だ…

そうだ!呑もう!!

呑んで呑んで呑まれて呑んで呑みまくるんだ今日の俺!

得意分野じゃないか!

そして呑み潰れて眠るまで呑んで、やがて静かに眠るのだ!

起きた時は既に“明日の俺”な訳で

二日酔いMAXの明日の俺なんぞ恐るに足らずだ!

ざまあみろ明日の俺め!

無敵!!!

ハッハッハッハッハッハッハッハッハッ・・・

 

~ ~ ~

 

やめれバカ・・・

 

2013 4 22 10:58

須藤 利浩

 

 

 

 

 

 

 

桜~その咲き方と散り様と~

全ての事柄はその状況によって適切な表現は変わってこよう。

今年も咲いた桜しかり・・・

 

大勢で見た桜は咲き乱れていた

共にはしゃぎ、乱れてくれているように

よくよく見れば桜の木の下は乱れ散る花びらと半狂乱な人の群れ…

 

2人で見た桜は咲き誇っていた

上手く伝えられない至福の時

そんな心うちを見透かしたように受けとめてくれる安心感

永遠を願う想いは散りゆく花びらと共に…

 

1人で見る桜は狂い咲く

誰が言ったか“桜の木には死体が埋まっている”

なるほどそうでもなければこの妖艶な魅力の説明はつくまい

思わず感じた恐怖に立ちすくむ

想いは目の前を舞い散る花びらの螺旋の中

手を伸ばせず掴めない代わりに自分の中の真実に気付く…

 

乱れ、誇り、狂う…

情緒が安定しない訳だ

躁鬱はげしく息苦しい

 

栄枯盛衰、咲いたものはやがて散る

どこから来たか心地よい春風に吹かれ

艶やかに散りゆく花びら

雪のように音もなく

僕の中に言葉にならない戦慄と切なさだけを残し…

 

“お花見”という言葉通りにあらゆる人々を集めるだけ集め

乱れるように、誇らしげに、狂ったように咲く桜

あらゆる人々の想いを映し

綺麗に華やか風にのって散りゆく花びらの行く末は

おびただしい残骸として誰の目にも触れる事なく映る事なく

ただ踏みつけられたそれは妖艶さの跡形もない

残された木はただ静かに佇むサクラとは名ばかりの名も無き木のように

 

~散華~憧れ…

無性に惹かれる事象故感じる

“散り様にこそ真実があるのではないか”という想いは

意味を持たない錯覚か、我が脳の混乱か…

春のせいかろくでもない事ばかり考える

やはり躁鬱はげしく息苦しい

 

全ての物事は表裏一体

光あれば陰、華やか故の無惨、妖艶故の恐怖、躁故鬱、咲けば散る…

この世の条理に想いを巡らしたところで答えがあろう筈もない

 

そろそろいいだろう

塞ぎ込む理由はない

怯える必要はない

桜は咲き

そして散った…

やがて僕は“まとも”に帰る

 

~咲くが故 散りてぞ見ゆる 表裏 浮世の条理 嘆いてみても~

 

2013 4 12 11:49

須藤 利浩