1人称“僕”

突然ですが、1人称。所謂“自分”の呼び名については色々とあります。

だいたいにして女の子の方がバラエティーに富んでいますね。

わたし・あたし・あたい・ニックネーム・うち・名前・苗字・ボク・オレ…

1つ1つ検証してみましょう(当然私見なのでツッコミ不要でヨロシク)

わたし・・・最もポピュラーな言い方。誰が使っても全く違和感がない代わりに個性という意味では0とされてるヤツ。

あたし・・・“あ”の部分を強調すればするほどに、軽いだらしなさを伴う。

あたい・・・現在では化石とされてると言っても過言ではない言い方。少しではない“あばずれ感”を伴う。

ニックネーム・・・そのものが可愛いのか可愛くないのかで印象がまるで変わってくる言い方。
本人の可愛い、可愛くないによっても大きく左右されてしまうので注意を要する。

うち・・・恐らく関西特有の言い方ではなかろうか?自分の周りにも多くみられるが、如何せん自分も関西人なので個性を感じることはない。
聞いたところによると東の方ではかなり破壊力を発揮するらしい。

名前・・・全国共通で意外と多くみられる。個人的には嫌いではないが、ごく1部の男子には反吐がでるぜとされている。
普段は“わたし”と言いつつ2人きりの時に使うと効果が高いとされている?はず!

苗字・・・言いやすい苗字限定とされている事から意外と少ない。
個人的には大好きで、過去に勝手に気になりだし勝手に堕ちてしまった経験有り…
あぁ~今ヨ○ダさんはどうしてるだろうか?なんて思い出すことも…ね~な。
余談ですが○に入る字は“ネ”ではございません。アシカラズ…

ボク・・・滅多にいませんが女の子の1人称としては最も可愛いとされてる言い方?!

オレ・・・過去数人いましたが、今すぐやめなさいとしか言い様がない。

って感じでしょうか。

 

変わって男は状況によって使い分けるボクとオレでほぼ事足りてしまう。

たまに“ワシ”という人もいますがある程度の年齢を重ねないと軽く滑稽に感じられる事が多い。

またまた余談ですがワシ使いの最強は菅原文太という事に異論を挟む人はいないであろう。

因みに僕は20代後半までずっと自分の事を“ジブン”と言っていましたが

これは逆に歳をとるにつれて軽い“イタさ”を伴う危険があるのと、関西では2人称に使う事が多いので誤解を招きやすい。
例)ジブンそれやり過ぎやで

昔連れて行ってもらった小料理屋にて、やたら店のおばさんに嫌われ謎に思っていたら

ある日、その母さんがいつも通りキレながら当時の社長に僕を睨みつけながら

「この子ホンマに口悪いわ!なんで“あたし”がこんな子に“ジブン”って言われなあかんのよ」
「・・・」

“文脈で解れバカ”と思いながらも謝ったのは言うまでもない。

 

そんな訳で???男も個性を打ち出していいんじゃなかろうか。

なんぞご機嫌なヤツないやろか?

あっ!日本古来のあれがあるじゃないか!

ソレガシ!!!

明日から使っちま・・・お・・・・・・やめよ。

友達なくすわ。

 

2012 10 25 0:33

須藤 利浩

 

 

 

ハイドアウト

さて、オープンから約10ヶ月。

BAR CLAYMOONは残念な事にまだまだお暇な日が多いです。

 

BARは“ハイドアウト”といいます。ギャングの隠れ家という意味ですが、

BARでは肩書きやステータスは関係なく、名前さえもいらない!

カウンターに並んだ瞬間から平等に酒を呑めばいい。

BARではあらゆる秘密が守られる。

だから安心して酒が呑めるし、ある程度は酔っても大丈夫。

“ハイドアウト”という言葉にはそういう意味合いも含まれています。

 

自分もこの仕事を始めて随分と経ちました。

色々な人の色々な秘密を心の奥底に宿し、日々ハードボイルドさを増している訳ですが

“秘密”といっても色々とあります

・・・

なぁなぁ、お前誰が好きなん?俺めっちゃアヤミちゃん好きやねんけど…

修学旅行か!!

俺が好きなのは…なんで言わなあかんねんって俺も修学旅行やないか!

ちなみにアヤミちゃんが好きなのはタッキーやけど、これは言えないぜ!

・・・

彼氏が浮気してるっぽいねん!どーしよ!

君の彼氏は君が思ってるほど格好良くありません!

ので大丈夫です。とは言えねーなぁ~

・・・

彼が優しくてぇ~

私めっちゃ愛されててぇ~

来年たぶん結婚すると思う♪

君の彼は昨日違う女と来てました!言わんとこ。

・・・

上の奴らは色々言うけど俺はやっぱあいつらを守ってやらんとアカンしな

俺はどうなってもええねん!

あいつら可愛いてしゃーないねん

あんな自分の保身と手柄しか考えれん馬鹿見たことないって言われてますけど?

まぁいっか。

・・・

因みに上記の話は全てフィクションですよ!?念のため

 

BARは喉が渇くからではなく、魂が乾いたら寄る場所!

“負”は吐き出して魂に潤いを♪

それを聞かせて頂いて、僕はハードボイルドさを増しつつモテちゃうぜ!

そして、みんな笑えばいいじゃないか!

 

BARでの秘密は絶対守られる。

あらゆる秘密は闇に葬り去られる。

それは僕の禁煙が2年で一旦終わってしまったことも!

僕があの娘にチョッカイをだそうとしてる事も!

例外なく内緒♪

 

そういう訳なのでもう安心。

さぁ皆さん!今日も遠慮なく呑んだくれましょう!!

待ってるぜぇ!!!

 

2012 10 17 8:12

須藤 利浩

 

 

 

あれから1週間

今、僕の手にはあるものがある、あるものが・・・

 

先週はというか先週もおかげ様でBAR CLAYMOONは狂気に満ちてました。

5:00まわってからの7名団体様、十三へのお誘い、昼まで営業、デートに大遅刻…

色々ありましたが概ねご機嫌でございます。

 

夏が行き、秋が来る。

真っ青だった空は爽やかな青になり

雲は立ち込めることなく契れて流れゆく。

身体を取り巻くねっとりとした熱気は涼やかな風と化し、纏うには繊細すぎて…

感じるのは“秋”と断言してもいい季節。

僅かながらも大いに感じてしまう切なさはいつもの事と笑い飛ばそう。

何かを掴んだと感じてる錯覚は実は掴まれている心の重荷…

捨て去りたいのか?背負って行きたいのか?

錯覚は目の前を、頭の中を、心の中を、屈折しながら、交錯しながら、衝突しながら…

発せられた光をどうしても手に入れたいと願いながらも、どうしても瞑ってしまう我が目に途方に暮れる。

“光”は願い、希望、願望…

それは存外身近にあるもので、人混みの中に見えては隠れる。

表通りに溢れる人の群れは別次元の出来事のように。

 

誰にも気づかれることなく密かに崩れていくこの心は

フェルメールでも見て繋ぎ止めようか。

ひたすら続く矛盾という錯覚に抗う事もできず流されていく感情には同情の由もなく

大好きな“秋”が心を削り取りながら不気味に笑う

笑うしかない感情は無抵抗に1秒毎に削り取られていく

心にいつしか“笑”は消える…

 

心を保とう!強い心を!負けない心を!

“決心”これほど美しい感情があるだろうか?

強い心、負けない心、あらゆる物を受け入れて決死った心!

・・・

今、僕にあるのは壊れた決心と情けない自分の弱さを象徴した現実。

また今度!出来る事が分かったから大丈夫!等と言う

最大限の格好悪さを伴った言い訳が渦巻くが、この感情は時間の流れと共に風化する。

それは分かっているのに…

 

今、僕の手にはあるものがある、あるものが・・・

煙を吐き出しいるそれをそっとくわえながら

自己嫌悪は加速する・・・

 

吐き出した 煙に心 魅せられて
戻れぬ道を 懐かしむ午後

お粗末・・・

 

2012 10 5 20:29

須藤 利浩