“風が吹けば桶屋が儲かる”という言葉があります。
風が吹く
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砂ぼこりがたって目に砂が入る
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目を患い盲目になる人が増える
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生計を立てるため、三味線を弾く人が増える
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三味線に張る猫の皮が大量に必要となる
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猫が減る
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ねずみが増えて桶をかじり壊してしまう
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桶が売れて桶屋が儲かる...
というわけ。
要は、「まるで無関係に見えるのに、因果関係があること」という意味ですね。
僕が“自分の店をやろう”と決意を固め、場所をどこにしようか悩み、数あった候補
西宮北口・JR西宮・阪神西宮・仁川・阪急塚口・西中島・・・
上記6つ以外にも幾つかありましたが、最終的に西中島に決めた時に浮かんだ言葉が
この“風が吹けば桶屋が儲かる”でした。
直近に働いていた店の近所という事で少しだけ知ってはいましたが
オフィス街に囲まれた小さな繁華街というイメージだったので
風が吹くこともあるだろうと。
風が吹く
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セクハラ部長のヅラが飛ぶ
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笑った部下が新大阪にトバされる
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友達のいない街で引きこもる
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開き直って友達探しに街にでる
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見つけた友達と酒場へ行く約束をする
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僕のBARで酒を呑む
おぉ!いいじゃないか!!
雨が降ったらどうしよう
雨が降る
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夜のおねいさんのご自慢巻き髪が湿気でまとまらない
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イラついて新人に当り散らす
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同僚の女の子に泣きつく
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自分の派閥のおねいさんに報告する
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派閥に引き込むために連れ出して慰める
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僕のBARで酒を呑む
おぉ!いける!!
槍が降ったら…
槍が降る
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そこに混ざった不思議な矢が僕にささる
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刺さった僕は死にかける
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まだ見ぬスタンド能力が目覚める
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僕のスタンドが…
アホか。
そんな具合?でいけるかなと思い
西中島に店を構えて1年以上が過ぎた訳ですが
今日も風は吹いている!雨も降っていた!だが僕のお店では閑古鳥が鳴いている!
2月前半は思っていた以上に頑張れたが、後半は思っていた程には頑張れなかった。
厳しい現実は厳しいままに、厳しい綱渡りが続く。
不思議な矢が僕に刺さる事はあるまい
他力本願では駄目だ。
もう少し“桶屋BAR”としての在り方を考えよう。
新大阪にトバされた若い会社員の為にも!当り散らされる新人ホステスさんの為にも!
てか・・・
自分の為にやれバカ!
脳ミソに1本の皺もない駄文をつらねてる場合じゃない
切り替えてご機嫌にやっちゃうぜぇ!!!
~冬の夜 閑古鳥鳴く 店内で 因果を断ちて 我が道をゆく~
文章も酷いが短歌になっとらんなこりゃ・・・
2013 3 2 10:19
須藤 利浩