恐らく30代最後のブログって事になりそうな
私事ではありますが12日で40歳となってしまう訳です
10代の頃のハタチ、20代の頃の三十路共に別段何の感慨もなかったのですが
40は重いような…
なってしまえば何も感じる事はないのかもしれませんが
何となく引っかかるには理由がある訳で
それには心当たりもあったりする訳で…
先日、親父の会社の友達だったという方が2人でお店に来てくれました
(親父はもう引退?していますが)
自分が生まれる前からのお友達で
今でも年に数回は親父と一緒に呑んでるとの事
風来坊は次男坊
そんな言葉があるのかどうかは知りませんが
自分は次男坊でかなりの風来坊でした
“君は次男の・・・な子だよね?”
とまぁ割とロクでもない事まで知ってる風な口ぶり
そして“残念”と言わざるを得ないのかもしれませんが
息子とはそうゆう物らしく
親父はこんな次男坊にもそれなりに期待をしていたらしい
そう!引っかかっていたのは40手前にしてまともに“親孝行”をしていないなという事
最近よく考えていたところだったので心苦しさしか感じない
“最近親孝行について考えてはいるのですが”という自分に
「君は何を言ってるの?1番の親孝行は孫の顔を見せてあげる事だよ!」
~ ~ ~
そりゃ無理だぁ!!
一人で出来ないもの!!!
数日後、無事にBAR CLAYMOON2周年をさせて頂いたのですが
西宮で働いていた頃の懐かしい人が訪ねてくれました
50歳になったという自称幼女好きのNさんは
FBにて交わした約束通り
無理やり貰わされたNMB48の劇場版CDをプレゼントすると屈託なく喜んでくれました
(自分は“~48”的なヤツには何の興味もございません)
この50歳と39歳の独身コンビのやり取りを見ていた
これまた西宮時代にお世話になった47歳の美容師Uさんが口を開いた
「いやいや自分ら結婚はした方がえーで」
「はぁ」
「俺も昔は解らんかったけどや」
「はぁ」
「最近やっと結婚ちゅーもんが解った気がするねんけど・・・」
ん?真面目な話か?
Uさんは10年ぐらい前に大阪の自宅とは別に借りていた職場近くのマンションが
当時自分が働いていた店の近くでたまたま呑みに来てくれたのが縁で
仲良くさせて貰うようになったのですが
その時、既に既婚者であったにもかかわらずたまに彼女を連れて来てくれてました
時々手首に包帯を巻いていたその彼女の“激しさ”は半端ではなかったらしく
目の前でガラスは叩き割る、それを握りしめる、それで手首を切る…
ある日電話の向こうで発狂したように切れまくる彼女の話を聞きつつ
物に当たり散らし色々な破壊音を聞かされながら
こいつ部屋大丈夫やろか?とぼんやり考えながら怒りをやり過ごし
自分の部屋に帰ってみると破壊行為の現場はそこだったという
その彼女と別れたと聞いた後
しばらくして髪を切りに行った時には
“須藤くん、とうとうダブルスコア超えてもたわ。今度の彼女?歳やねん”
と少しだけ笑いながら言っていた基本的に物静かなUさんは
“結局結婚生活は経済力やで、生活費渡してたら平和なもんや”
と笑う事なく悟すように語っていたのだが
数年前“ギランバレー症候群”になり死にかけたらしい
8ヶ月もの入院生活
寝たきりのUさんを献身的に支えていた嫁はある日Uさんのお母さんの
“大変な思いさせてごめんなさいね”
というUさんの心の声の代弁に対してニコリともせずに言い切ったという
“いえ、嫁ですから”
“俺死にかけたやん、
その時嫁にはめっちゃ支えてもらって
何回もこいつは凄いなって思って
最近はちゃんと家に帰ってんねんけど
嫁がめっちゃ笑うんよ
付き合いだしてからで言ったら25年ぐらいかな
こいつこんな笑うんやなぁってなって
気がついたら俺も笑ってんねん
あぁ~結婚って言うのは2人で笑うって事なんやなぁって思ってや
1人で笑うのもいいかもしらんけど
2人で笑うっていいで
あっ須藤くんこれブログに書きーや!”
はい、ありがたく書かせて頂きました
すごく素敵な話やと思いました
さて、自分は1人で笑いたいのか
それとも2人で笑いたいのか・・・
正直まだ解りません
2人で笑いたくなったらもうちょい焦りだすのかもしれませんし
もう手遅れな可能性もありますしね(笑)
勿論間に合ううちに何かしらの親孝行はしときたい
ただまぁいずれにせよ相手のいる事ですし
現状相手のいない自分は深く考えてはおりません
ってより深くは考えれません
が・・・
40手前のこの多感になってる時期だからこそ
色々な人の色々な言葉が胸に響いた事
それだけは確かなようだ
2014 1 7 12:12
須藤 利浩