冬が行くのか?春が来るのか?

3月になった。3月です。

「今日は寒いね」と言った次の日には「今日は暖かいね」と真逆の事を言いながらなんの違和感もない。

季節の変わり目の気候と女心は気まぐれが許されると言います(?)が

冬から春と言うのが1番違いが明確なだけに解りやすくていいですね。

暑くじゃなく暖かくだから“前向き”になれ、新しい生命の息吹を感じれるから“優しく”なれる。

 

今日は春よりの暖かい日だったのでご機嫌にぼんやり流れる雲を眺めながら、ぼんやりどうでもいい事を考えた。

さて、“冬が行くから春が来る”のか“春が来るから冬が行く”のか・・・

 

できれば、「今年もやっちゃうぜ!咲け!咲け!酒!叫べ!酒べ!春が来ちゃったぜぇ!」
って前向きな春がいいし、

「騒がしいのが今年も来たな、ふっ、ソレガシの役目もここまで。そろそろおいとましましょうか」
っていう渋い冬がいい。

だから、「寒い寒い言いやがって!けっ!もう飽きてきたし、メンドいから行ってやるわ!」
なんてちゃらんぽらんで傲慢は冬は嫌だし

「あの~なんか冬が行っちゃうみたいなんで、まぁ今年も来ましたがいいでしょうか」
なんて自己主張のない遠慮がちな春はいらない。

春は“ご機嫌”であるべきだし、冬は“憂いと潔さ”があるべきだ!!

と言う事で“春が来るから冬が行く”と言う事に決めましょう・・・

 

と、さっき見てた雲は見失った。

形を変えた別の雲が風に流れ、どうせ見失うから僕は目で雲を追うのをやめる

春の空は青過ぎず、どこまでも広く続くパステルブルーは僕の1番好きな女の子の下着の色。

あの娘のパンツの色もこれがいいぜぇ!空は広いが世界観の広さ??ならパンツも負けないぜ!空色パンツは無敵だぜ・・・

イカンイカン、思考が乱れてきた。

のぼせた様だしもう上がろうと露天風呂から出て脱衣所に向かう。

 

そしてもう1度見上げた春の空に

「ほなほなまたまた。今度はあんまり冷たくしてやんなよ。寒いねん。」
「久しぶり!今年はおもろくしよーぜ!!」

と、別れと再会をそっと呟く・・・

 

2012 3 3 20:47

須藤 利浩