“時”

先日ウイスキーの蒸留所に行ってきました。

実はまだ“バーテンダー”を生業とする前に行ったことがあったのですが、知識を得て行ってみるとまた違う面白さがありました。

製造工程の説明も見学も昔と違って、ほぼ解るだけに感じ方が違うのは当然ですが

貯蔵庫に入って・・・

 

前に来た時はどう感じたのかを思い出せない。

無駄をすべて削りとったようでありながら、ほのかに香るウイスキー特有の香りのおかげか無機質な感じは一切なく、自然と頬が緩み、口角がわずかに上がる・・・

 

今この瞬間!!

 

“時が止まっているかの錯覚”と“確実に流れる時を掴む感覚”の曖昧な融合。

1秒単位の過去と、今の自分。確実に訪れる1秒後の未来を受け入れる。

そんな自分の目の前に規則的に積まれた全ての樽の中で、音もなくウイスキーたちが1秒1秒時を刻み、1秒1秒熟成という進化をしていく・・・

僕は笑う。

理由はない。なぜなら頭の中が空っぽだから、思考がないのだから。

誰とも共有できない“自分の時間”という、おそらくは錯覚・・・

 

10分程度の素敵な時間でした。

時間は有限であり、誰にも平等という。

それはそうだろう。誰にとっても1日は24時間であり、僕たちは皆、1歩1歩“死”に向かって歩みを進めている・・・

ただ“時”を濃密にする事は可能だ!

 

樽の中のウイスキーが樽の成分を吸収するように、色々な物に、人に影響を受けながら

ウイスキーが“エンジェルズ シェア”といわれる蒸発をするように、誰かに与える目に見えない影響に感謝してもらいながら、感謝しつつ

ウイスキーのように1秒1秒熟成という進化をするために

“時”に支配される事無く、“時”を掌握し、自分を取り巻く“時”を濃密にする・・・

 

2012 2 17 5:33

須藤 利浩

VDP HAPPY

なんとなくタイトルに横文字を並べてみましたが

日本人でもこの時期は常識なのでわかると思いますが念のため訳すと

“バレンタインデープレゼント ご機嫌さん”と言う事ですね。

 

“バレンタインデー”とは製菓業界の販売促進のための普及に日本国民全てが踊らされているイベントという認識で大きく間違ってはいないと思います。

賛否両論あるだろうが、戦前の大日本帝国時にこのような浮かれた風習が認められただろうか?どう考えても無理だったろう。

ならば“今”生まれた者として、全力で楽しむべきではないか!というのが僕の考えです。

 

年間で最も彼氏、もしくは彼女が出来る可能性が高いのはXmas前もしくはこのバレンタイン前だという事に異論をはさむ者はいないだろう。

それにしては年明けから勝負の2ヶ月弱というのに盛り上がりに欠ける感は否めず、そればかりか今年1年がご機嫌となるか不毛となるかの7割は占める事になるといえる大事なイベントなのにドキドキ感が薄れてると思うのだがいかがだろうか?

この数年、当たり前に貰うべくして貰い、当たり前に貰えない時は貰えない・・・

これじゃ駄目でしょう。

製菓業界も一定の成果を得た事で怠慢なんじゃなかろうか?

製菓業界は勿論の事、美容業界・飲食業界・国家なども巻き込み

まず最近影の薄いイベント“エイプリルフール”をくっつけちゃいましょう!(名前はなんでもよろしい)

1.女の子は手当たり次第チョコレートを渡しながら告白していく
(嘘をついてもいいので経済的に許す限りチョコを買い、14日は時間の許す限り告白しながら配る事、どうでもいい相手で試しつつ自分らしい告白方を捜す)

2.貰った男は本当かどうか悶々としながらもとりあえず浮かれておく

3.3日後メール、もしくは手紙にて本命の男の子に“あなたでした”と伝える
(悶々としつつも我を忘れて浮かれるのは3日ぐらいが限界だろう)

4.男はOKの場合は待ち合わせ場所を指定するがその前に美容院にて髪を切る
(共に歩むために生まれ変わりました!という意思表示なので髪型さえ変わっていればOKとする)

5.そしてその日は2人でホットワインを呑む事とする!!

1で女は“女子力”アップをはかれる。2で嘘でもなんでも男は浮かれれる訳なので不毛ではなくなる。3で女は“勇気”を手に入れ、男は“女の嘘は許す”といういい男への階段を上れる!!4で男はイメージチェンジができ、美容業界が潤う。さらにバレンタインデーの3日後は常に祝日と言う事にすれば働くお父さんも家族サービスができる。最後に5でカップルでお酒の味を覚えるというロマンチックな想い出をつくれBAR業界が潤う・・・

3日前からトキメキ、準備をして、当日、3日後の答えというこの約1週間日本全土浮かれポンチご機嫌週間♪という事で世界に類をみない“日本のバレンタインデー”という文化をつくってもいいのではないか?

 

おぉ!!適当に書き出したのに、かなりなご機嫌アイデアじゃないかぁ!!

よぉし!来年のVDJDSDHSH HAPPYはホットワイン一杯仕込むぜぇ!!
レンタイン つは れが きか い作戦 んとはあなたよ んぱつして ットワイン飲もうね ご機嫌さん)

 

2012 2 14 20:14

須藤 利浩

僕伝道師?!

“伝道師”という響きがあまりに格好いいので調べてみたところ

キリスト教の聖公会・プロテスタントの教職の一つ。 転じて、他人に何事かを熱心に勧める人。

とありました。

宗教的な事はよくわからないのと、面倒くさいので置いておいて

“他人に何事かを熱心に勧める”という方が一般的ではないかと思います。

なぜ突然こんな話をしたのかと言うと、

2,3日前の朝方にあるお客様と話している時、急に“僕伝道師”という言葉が脳に入って響いて消えてくれない・・・まぁ閃いてしまったんですね。

そういう事なのでちゃんと考えてみようかなと思った訳です。

 

僕伝道師すなわち他人に僕を熱心に勧める人・・・

伝道師なので、何も求めず、何の欲もなく、ただひたすらに、心安らかに僕だけを熱心に勧め広めることを生業とする・・・

なんだそりゃ!めっちゃいいじゃないか!!

こら“僕伝道師”大募集しちゃうかぁ!とテンションが上がりかかったところで、わずかばかりしかない、僕の中の“まとも”からストップがかかりました。

日本の諺に“坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”というのがあります。

 ある人や 物を憎むと、それに関係ある全てのものも憎く思われる。という意味ですが

もし、僕にとってお友達と思われたくないなぁ・・・という失礼でガサツな僕伝道師が、僕にとって人生で3回来ると言われるチャンスの1回な娘に失礼な“僕伝道”をしてしまった場合、まだ会っていないにもかかわらず、僕は人生の3回のチャンスの1つを失ってしまう事になる・・・

そんなバカな話しがあってたまるか!!

どうする?

きちんと“僕伝道師面接”をしようか?

いや、それこそ正気の沙汰とは思われない。完全に変人扱いコースだ。人生のチャンス3回とも台無しだ。

 

ん”~仕方あるまい、やはり僕伝道師は自発的になっていただき、僕伝道は節度を持ってやっていただくしかないだろう。

幸いな事に今のところ

“すどうちゃんの知合いに変な事勧められてんけどあれ何よ”

というようなクレームはきていない。

僕伝道師希望のみなさん。今なら誰でも僕伝道師になれます。

ただし“僕伝道”は節度を持って、他の僕伝道師の方の迷惑にならないようにスマートかつ素敵な活動を心がけて下さいね。

よろしく♪

 

2012 2 9 21:09

須藤 利浩

クッキー

僕はこんな顔をしながら

「手作りクッキープレゼントされたら絶対その娘に落とされる自信があるぜぇ」

という意味不明な自信を持ってるくらいクッキーが好きです。

やはり“カントリーマアム”と“森永ムーンライト”が2大巨頭だな!なんて好きな銘柄もあります♪

さらに、「クッキーにはやはりミルクたっぷりの“ホットオレ”だよね♪」

という“ほんと俺”か?という疑いがでるようなマイご機嫌組み合わせまであります。

近頃は“ALL”が多く、ほぼ毎日のように

「オールしちゃった」的な女子大生状態?と言えなくもないので

毎日,クッキーにホットオレというOLさん的な組合せを女子大生状態で食し

1人で「ごきげ~ん♪」なんてニコニコしているという“大丈夫か俺”状態なのですが(夜中腹減るから・・・)

“組合せ”というのは大事ですね!!

ナリタブライアンには南井克己、ディープインパクトには武豊、オルフェーブルには池添謙一みたいな・・・ってそれは3冠馬の系譜やんけ!

冗談はさておき「アイスクリームには濃い目のコーヒーのブラックだよね」みたいなOL的なものではなく、「僕と綾瀬はるか♪」みたいな中学生夢物語的なものでもなく

やはり“バーテンダー”という職業的にも

お酒のベストカップル!というのを僕なりに考えてみたいと思います。

 

ここからは完全に私見なのでツッこみ不要でお願いします

全てのありとあらゆる物をひっくるめても僕の中の組合せ第1位は10年以上変わらず

“餃子&ビール”

これはもう説明いらずで最強でしょ!

日本人として時々は日本酒も呑みたくなる訳ですが、日本酒のお供最強は“いくら”

1粒ずつつまみながら“ひや”でいきたいですね♪

“ひや”というと冷酒が出てきたりしますが、常温のことです。念のため。

基本的に熱燗では呑まないのですが、熱燗なら“湯どうふ”

最近すっかり市民権を得た感のある焼酎には“軽くあぶった明太子”

ハードボイルドな酒の代名詞バーボンは堅めの“ジャーキー”をガシガシとかじりながら

少し大人びたスコッチにはご機嫌な場所とトークが欲しいという事で、西中島にある“CLAYMOON”のようなBAR・・・

 

といったところでしょうが、お酒に関しては“何”よりも“どこで”とか“だれと”といった要素の方が重要視されるかもしれません。

と、今までの話はなんだったんだ?というぶった切りかたですが

結局は、大切な人と西中島にある“CLAYMOON”のようなBARで呑むというのがいいんでしょうね♪(かぶせた!)

 

長々と駄文を連ねてきましたが、最初から整理してみるに

手作りクッキーをつくる・綺麗にラッピングをする・勝負服に身を包む・西中島にあるBAR CLAYMOONに行く・呑む・マスターにクッキーをプレゼントする・呑む・ご機嫌になる・呑む・呑む・呑・・・・・・という休日とあなた

というのが最強の組合せなのでしょうね♪

 

2012 2 4 19:26

須藤 利浩

 

 

 

 

 

ゆけ!!天才カバディ少女!!

先日、知り合いの若いお母さんがまだ数カ月の娘に

「娘には好きな事をやらせてあげたいなぁ。ドラムやってくれたらいいのに♪」

と、好きな事を!といいながら“ドラム”というかなり薄いラインに限定するというツッこみどころ満載な“つぶやき”をしていました。

彼女のおバカっぷりは非常に定評があるので、代りにお嬢さんの将来について考えてあげようかなとペンをとった次第であります(ペンじゃないけど)

 

まず、現実的にご希望の“ドラム”というのは非常に難しいと言わざるを得ないであろう。

僕の知り合いにもドラマーの方は多くいらっしゃいますが、女性はかなり少数でもありそれで生計を立てれている人となるともうかなり少ない。

やはり子育ての延長線上にある“遊び”というものにリンクさせつつ、極力お金もかからない方がいいだろうという事でスポーツは金銭面的に残念だが断念しよう。

“かるた”はどうだろうか?!

お金はかからない!遊びながらできる!!頭もよくなる!!!って、そこ!!!!

だめだぁ~女の子は基本的にお肌ツルツルが良しとされるが彼女は脳みそがツルツルだぁ!

彼女の残念なDNAを受け継いだチビッ子が“かるた”を覚えれる訳がないじゃないかぁ!!

ん”~~振り出しに戻ってしまっ・・・

 

あ”~~お金がかからず、競技人口が少なく、すぐに頂点を極めれそうな競技・・・

“カバディ”はどうだろうか?!

まだしゃべれない娘が最初に話した言葉は“カバディ”・・・伝説やね

“カバディ”を連呼しながらチビッ子がヨチヨチ歩き・・・可愛いじゃないか

好きな動物は“カバ”・・・それは関係ねーな

まだ小さいうちからマスコミに取り上げられ、“日本最初の天才カバディ少女”と呼ばれ、泣きながら“カバディ”と連呼してお茶の間のアイドルとなり、物心ついた頃にはスポンサーがつき、そのお金で本場インド留学で力をつけオリンピックを目指す!!

そして引退後は留学時に覚えたインドカレーのお店をだし、得意料理タンドリーチキンが評判となり、店舗展開をしつつ“あの人は今”的なTV番組で紹介される。

さらに「天才カバディ少女の華麗なる転身!女やり手社長への道」というドキュメンタリー番組が造られて、場合によってはジャニーズな彼と結婚しちゃおうじゃないか!!

そんなスーパーレディのお母さんになる!!!

 カバディの本場はインドなのか?オリンピックの正式種目だっけ?後半は無理やりすぎねーか?等々疑問も少なからずあるが 

ストーリーとしては概ね完璧ではなかろうか?!

 

よぉ~し、明日早速おバカなお母さんに、このアイデアを教えてあげよう!

いや!ここで披露した以上は早い者勝ちだ!!

このご機嫌アイデアは当ブログを見てくれている全てのチビッ子がいるお母様に捧げようじゃないか!!

数年後の日本は天才カバディ少女で溢れかえるかもしれないな・・・

カバディニッポン!!!!!

 

2012 1 31 19:26

須藤 利浩

 

 

 

劇的な瞬間 感動したその刹那の景色

誰の人生にも、その誰かなりの“劇的な瞬間”というものがあります。

ある時には事柄を伴い、またある時には景色を伴い、そしてある時には音を伴う・・・

事柄に関しては大半が

“あの娘を見た瞬間”やら“あの娘に恋に落ちた瞬間”やら“あの娘の浮気を知った瞬間”やら“あの娘と別れの瞬間”やら・・・(全て同様にあの娘をあの彼に置き換えても可)

代り映えしないのでここでは置いといて、

感動したその刹那の景色について話してみたいと思います。

自分の中の“劇的な瞬間 感動したその刹那の景色”として特に心に焼きついている映像は2つ。

そしてその2つには共通点があります。

・・・ 

“貧乏ドライブ旅行”をしようと4人と2匹で行き先も決めず逃避行ぶって北に向かい、台風にぶち当たり・・・

翌日は台風一過の快晴。

鳥取砂丘にて肉のない焼きそばのみのBBQの後、全員が残金は数百円、

僕に至ってはポケットに数十円の小銭とタバコ0本故無用になったライターのみ。

帰りの事を考え、ぼんやりしていると“すどー”という声が・・・

振り向いた僕が見たのは

★ショッポライトを投げてよこしながら太陽の中から現れた雄太だった★

 

ある夏の暑い日、面接結果を待つ僕が気付いたのは止められている携帯!

大急ぎで電話BOXへ走り“お金貸して下さい”というお願い・・・

“すぐ行ってやるからちょっと待て”という言葉通り来てくれた事に感謝しながら

出迎えた僕が見たのは

おまえどうせ金ないからビールも呑めてないんやろ!という無言のメッセージと共に

“すどー”と言いながらラガービール500缶×6本ケースを両手に掲げ

★灼熱の太陽をバックにニヒルに笑う木村さんだった★

 ・・・

共通項は“太陽”

上記2つに関しては当時の色彩・匂い・温度・感謝の感情全てをいまだに鮮明に思い出せる。

太陽というやつはギラギラと燃えるほどに“感動した刹那の景色”をラミネートする効果があるのかもしれない・・・

なぜ僕はそんな太陽ではなく“月”に惹かれるのだろう。

月にまつわる思い出というものを明確に思い出せないにもかかわらずお店を立ち上げる時に月を屋号に入れたいと思った。

なぜだろう・・・それは・・・おそらく・・・

僕の誠実で謙虚な人柄からくるものではなかろうか?! そうに違いない!!

そんな謙虚な僕が詠んだ歌

●見上げれば靄にかかれる月明かり我と同じく満ち切れぬ月●

ん”~微妙。そして満月への道は遠く険しいぜぇ

という訳で当店の屋号は“クレイムーン”となり、ロゴはやはり三日月なのですね♪

「早く満月になりた~い」ってか

 

2012 1 26 19:29

須藤 利浩 

 

 

 

歌え!ナイルパーチ富樫!!

日本には“神道”という素晴らしい考え方(宗教)があります。

森羅万象ありとあらゆるものには神が宿る故、目に映る物全てを愛し慈しむ といった考え方です。

それゆえ、大空翼は“ボールは友達”といいサッカーボールと寝るし、ペコは“すまんな相棒、成仏してくれろ”とラケットを焼却炉に入れ想いにふける・・・

それでも僕は魚の切り身に神様を感じる事は出来ない。

切り身に神様がいるというなら、元の魚には何人の神様がいたというのだ!!

七福神も真っ青だ!これは屁理屈なのか?

だが、いたのである。魚の切り身に神を感じる・・・そんな男が!

その男は名を“富樫太陽 トガシタカアキ”と言った・・・

 

3年前、富樫太陽は歌を生業にしたいと願いツレと2人で東京に行く決心をした。

ツレのドラムの腕前はたいしたものではなかったが、己の夢と自分自身を信じるぶれない心だけあれば大丈夫だと信じていたのだ。

東京計画を進めていたある日、パーティーで歌う富樫の歌声に魅せられた男がいた。

そう!Heartful★Funksリーダー。キャプテンタッキーその人である。

何たる偶然!いやこれこそ必然ではないか!!神を信じる事を禁じ得ない!!!

まさに僥倖といえるこの出来事に皆さん感謝せねばなるまい!!!

そして、キャプテンタッキーの説得によって富樫のHeartful★Funks入りが決まり

後に数々の伝説を創る事になるのだが、それは先の話なのでここでは触れない。(今現在ない伝説を語れば僕はただの嘘つきになっちまうぜ)

時を同じくしてLive&BarWAZZにて貸切パーティー用の食材が届いた。

あらゆる食材が“仕込み”という名の元に7割方な調理をされていく

その様を見ていた富樫の目がある食材で止まる・・・

“この白身魚何ていう魚ですか?”

“ナイルパーチ!”

 

マホメットは40歳の頃、ヒラー山の洞窟にて大天使ガブリエルに出会いアッラーの啓示をうけたというが

この時、富樫太陽23歳。新大阪のライブレストランにて、魚の切り身からどのような声を聞いたかは定かではない、

ただこの日から彼は“ナイルパーチ富樫”と名乗り、生意気にもその優しい歌声で魂の歌を熱く歌い続けとる訳ですね!!

 

そんな彼の最新ライブ情報はこちら

1/22(日) 心斎橋SOMA “DAMPA!!”

17:30OPEN  18:00START 前売り¥2,000 当日¥2,500 

受付にて“ハートフルファンクスを見に来た”と言ってくれれば前売り料金にしてもらえます!!

今回は絶対おもろいよ!めっちゃいきたい!誰か代りに行ってくれ!

1/22 君は歴史の証人となる!!!!!!!!!!!!!!

 

2012 1 21 0:26

須藤 利浩

 

ロシアンルーレット

突然ですが “?” という言語はたくさんありますね。

特にカタカナというやつはハイカラぶってか“和製英語”なるどっちやねん!とツッこみたくなるようなコウモリさん言語まである始末(どっちて日本語ですよ念のため)

調べれば分かるかもしれませんが、そこはあえて疑問は疑問のままに・・・

 

誰でも知ってるであろう言葉に“ロシアンルーレット”というものがあります。

あれは文字通りロシアのルーレットなのか?

白黒ハッキリつける方法というふうにとっていいのだろうか?

という事は日本でいうところの“ちょっとハードボイルドなじゃんけん”という事だろうか?

 ・・・

とある酒場で大男がウォッカをあおっていた。

息子を自由に育てたいと願う男に妻の言う進学校に息子を入れるという選択は理解し難かった。

男の振り回す「ストリチナヤ」の500mlの瓶は抵抗なくなすがままに宙を泳いでいたが彼の脳もまた同じように揺れていた。

軽い目眩を感じカウンターに腰かけた男の目にとびこんできたのは青い目のナターシャだった。

男の胸に戦慄が走りその刹那脳が下した結論はそう・・・一目惚れ・・・

“今宵は全てを忘れて俺と呑んでくれないか?”

やっとの想いで絞り出したセリフは3文芝居の3流役者のそれだったが、かえって男の一途な思いを表していた。

ナターシャはその優しい微笑みを絶やすことなく、ただ少し困惑気味に言った

“約束をすっぽかされたようだわ。私はこういうキッカケを待っていたのかもしれないわね”

“それじゃあ!!”

“でも・・・ごめんなさい。もう少し待っていたい気分なの”

“分かったじゃあ勝負しようじゃないか!俺が勝ったらその約束は忘れて今から俺たちの人生を共に歩もうじゃないか!その代わり君が勝ったら諦めるよ”

と言うや男は拳銃を取り出し1発だけ弾を込めリボルバーを回し撃鉄を引き自らのこめかみに当てた・・・

“待ってあなた!奥さんと子供は・・・”

動転した人間の発する言葉はいつも的確とは限らない。

ナターシャにとって、その男に妻子がいようがいまいが関係ない

「私が勝った場合、あなたが諦めるのは分かる。だって死んでるんだもん!!

あなたが勝った場合、私の亡骸をどうしたいというのよぉ!!」

というのがナターシャの偽らざる思いだろう・・・

引金をひいた男の頭は爆音と共に一瞬はじけ元に戻りながら前へと突っ伏した。

騒然とする酒場。やがて警察が・・・

次の朝、学校へ向かう通学路で元気のないラスコーリニコフを見かけたウラジミールが話しかける。

“どうしたんだいラーニャ?元気ないじゃないか?”

“昨日パパがロシアンルーレットで負けたんだ・・・”

 ・・・

僕はロシアについてはよく知らないのでナターシャが捕まるのかどうかは分からない。

ただ、毎晩繰り返されるロシアンルーレットによって増え続ける

ロシア全土にいるであろう全てのラスコーリニコフに同情するぜBABY!!

 

2012 1 18 19:34

須藤 利浩

 

 

街の喧騒とBARのBGM。そして隣のスナックのカラオケ・・・

オープン(19:00)前に買い出しに出かけた時に感じた西中島の街は

繁華街特有の“夜の始まりを待つ気配”といおうか。

小さな騒音を集めて纏い、確信と共に膨張する夜への助走・・・

誰の声も明確に聞こえる事はないが、あらゆる声が混ざり合い街の声として街を彩る。

毎晩繰り返されるこの街の喧騒こそ“夜の街の音楽”

自然と耳に入っているかどうかは曖昧に煩わしさは一切なく最高のBGMといっても過言ではない。

 

さて、本日のBAR CLAYMOON

YammyのBLTと店内掃除からスタート

大好きな“JOJO”を聞きつつ、上々とはいかないまでも徐々にテンションを上げ

仕事モードへと変えていく大事な時間・・・

19:00前、看板を出し店頭の明かり点灯からオープン。

お客様のいないまっさらな空気を自分の気分でかけるBGMで色づけていく

この作業もお店をもった故の楽しみの1つ。

本日はデヴィッド・ボウイの“ZIGGY STARDUST”でスタート。

そして2枚目のCDスティービー・ワンダーの“Innervisions”をかけてしばらくして

扉の開く音が・・・

残念ながら当店ではなく向かいのスナック。

そして10分後、悪い予感が的中・・・

 

カラオケうっさいんじゃ~~~!!!!!

ダミ声やめ!下手過ぎんねん!!なんでかた○とやねん!!!

 

歌が楽しいのは分かる。上手い下手じゃない事もわかる。

ただ・・・音がでか過ぎる!こっちのBGMもなんもあったもんじゃない!

頑張れ!スティービー!って問題じゃない!!!

 

今年は怒らないと決めた2日後にいきなりピンチ・・・

些細な事という音量ではなく我慢にも限度がある!

交渉しに行くか!?

オカンを遥かに凌駕する年齢の妖怪と!?いやだぁ~!!!!!

 

唯一の救いはこの文章が出来た事やな・・・とため息をつき切る前に次の歌。

地獄は続く・・・

 

2012 1 14 22:27

須藤 利浩

19歳だった君へ

この2,3日やたらと“19”というものに惹かれる。

自分が基本ロリコンで“19歳最強!!”というのもあるが(あるのか?!)

19歳、すなわち中途半端で曖昧な青春への望郷とでもいおうか。

何も考えずただ楽しくて、眼前の不安だけで不安だらけで、具体的な夢もないのに夢一杯で・・・

一言で言うと“青臭かった”あの頃の自分を微笑ましく思い出し、かわいく思うのはなぜだろう?

 

その答えを僕は知っている。それは“過去”だからだ。

偉そうに、したり顔でもったいぶったおっさんが

「大事なのは“今”そして“未来”です」という

そんな事は小学生でも知ってる物事。

もう変える事はできないから、もう時間は戻らないから

過去が綺麗に見え大事に思うのは感情。

感情であるが故に大切な思い出にも、消してしまいたい出来事にもなるし

立ち止まったまま大事な1歩を踏み出す勇気がなくなったような錯覚に陥ったり

悲しい涙が止まらなくなったりする・・・

 

ただ、本当に過去は変えれないのだろうか?

昔の出来事。その事柄が変わることはない

けど、感じ方を変える事は出来る

悲しい出来事としてヘコむだけで終わるのか、つらい出来事と目を背けるのか・・・

切なさを愛でるのか、苦しみの向こうの景色を見に行くのか・・・

毒にも薬にもなるそれは磨けば“強さ”という素敵な光を放つのではないか?

自分を築き上げるパーツとして愛すべきものではないのか・・・

 

19歳の君よもうしばし待て

お前も納得の格好いい奴になってやるから・・・

Wスコアとなる38を目前にしてセンチになったからか、そんな事をぼんやり考えた・・・ 

 

2012 1 11 5:14AM

須藤 利浩